映画『Life 天国で君に逢えたら』 [movie]
生徒が修学旅行でワタシは休み。
ポイントがたまって1800円払わなくていいので、
生徒に勧められた映画を観てきました。
自分からの選択では絶対観ない種類の映画ですが、観て正解でした。
おいおいボロボロ泣いちゃいました。
だいたい泣くからこの手の映画は、観ないんだけどね。
ハワイの美しい風景とあいまったからこそ、感動に対して素直に身を任せることができました。
それにしても真っ黒い袴田吉彦が出てきたとき、名前がわかりそうでわからない・・・
としばらく悩んでしまったのが悲しかった・・・。
後はネタバレ注
http://www.life-tenkimi.jp/index.html
涙の波は4回。
1.余命3ヶ月と宣告されたときの伊藤美咲のたたずまい
2.「おまえは気が小さいから心配だ。余計な計算をするとろくなコトがない。天然は天然らしく、風に身を任せて
戦え。」 先だった藤堂さんの遺言
このメッセージを与えられただけでは まだ、心は休暇中=ひきこもり状態のままですが・・・
3.「あなたは甘えちゃ行けないの」と妻に言われ、しぶしぶ海へ。そして小夏と向き合った海のシーン。
4.生かされているという意識をもって再び「生きる」飯島夏樹。病気への感謝。家族への遺言。
おちゃらけて、いつも前向きに笑顔でいようとする夏樹。
それを気が小さいからの裏返し、と見透かす妻と友人。
大沢たかおの純粋で子どもっぽい、包み込むような笑顔がいいし、
観る方も救われている。
気の小ささを隠すからこそ、培われていたサービス精神。
彼のその表面上の笑顔に救われた人は何人いたか。
サーフィンを辞めてから何も残らないと思っていた夏樹だったが、
彼の紡ぎ出す言葉(ブログ)には何人もの読者がついてきた。
彼らに感銘を与え、彼らからの反応に夏樹自身も救われた。
最後に残るもの。彼を救ったもの。
それは才能や名声ではなくて、
気が小さいから生み出された行動パターンだった、のかなと思ってみる。
天国はいい風吹いてるよ。広いよ。
包帯クラブじゃないけど、心の風景は現実の風景と重なっている。
現実に見える風景はいつも美しくあって欲しいね。
ハワイみたいじゃなくていいからさ。
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