SSブログ

『それでも、生きてゆく』 最終回を見終えて。 <ネタばれあり> [ヲタ話]

毎回、感動的でCASTの演技にうならされていたので、終わってしまうと腑抜けてしまうほどのドラマ。

ストーリーは
ある事件によって悲しみを背負った男女の出会いをきっかけに、それまで時間の止まっていた家族たちが悲劇を乗り越え、明日への希望を見出そうと懸命に生きる姿を描く作品。wikiより

なのに、ラストがAVビデオの返却シーン。。。

事件のその日に、加害者=友達とみようとしたビデオを15年ぶりに返しに行く。
すなわち、時間が進みだしたことの象徴で、納得はできるのだけど。
締めのセリフも、生活感あふれるものが締めを飾ってました。・・・んんん?

拍子抜けというか、プツ切れな感じもあって、なんとなく違和感を残すものではありましたが。
ある日、フッと思いつきました。


拍子抜け?いや、実は大ヒットアニメ、EVA(一番最初の)みたいなはずし方なんじゃないの!?

意識してないかな。
重く壮大なテーマ。
しかし、ドラマ的に楽しめるツボを絶妙に押さえているから、暗くさせない。
そんなところも、被ってきました。
最初の視聴率は悪くても…という展開になったりして。
どうなんでしょうね~



このドラマの水に関わるイメージを綴っておきます。

こういうモチーフが構成出来るように作られてる練られたドラマ。
いろいろくすぐられました。




………

深い深い喪失の水底に迷い込んだ、二つの家族の物語。

そこは暗黒の闇で時間をも失わせる。

最初に迷い込んで、抜け出せなくなったのは、後に加害者となる長男フミヤ。

迷い込んだ末に、暗い喪失の水底への導き手として姿を変える。

喪失の果てに、心を無くし、自分も無くす。

ただのわがままな被害者意識ではなく、自分がないからこそ

だからこその「ぼくのせいじゃない」という言葉がでる。

自分を取り戻す為に、あなたは生きて欲しい。

水底の深みに進むことをやめて、水面に引き返すことを選んだ周りは、フミヤを船に乗せることを決意する。


何かを殺すこと=生きている実感=水面の記憶を取り戻す

その図式にとりつかれてるフミヤ。

ある日フミヤは入水自殺を選択しながらも、被害者の長男、洋貴に助けられて生き返った。

この出来事は、心に反映し、
喪失の水底から抜け出る可能性を暗示している。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

The Most Gigantic Ly..ドニーダーコ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。