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『永遠の僕たち』 『50/50』 サントラ [music]

なんだか、余命わずかという設定の映画を連続してみてしまったわ。
意図して軽めに作ってあって入りやすい。
軽めとはいえ、やっぱりサントラは繊細なものを扱っていたので記録がてら簡単に。

映画『永遠の僕たち』予告編
http://youtu.be/RcLPPfUzU1w


【storyコピー】交通事故で両親を失い、臨死体験をした少年・イーノック。話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た青年・ヒロシだけだった。他人の葬式をのぞいて歩くことを日常とする死にとらわれた少年は、そこで余命3か月と告げられた少女・アナベルと出会う。ヒロシがそっと見守る中、死が結びつけた2人。生きるということは、愛するということは、いったいどういうことなんだろう?秋から冬へと向かう鮮やかな街の景色が、わずかな時間しか残されていない2人をやさしく包み込み、恋人たちとヒロシの世界が輝きはじめる。 amazonより


余命わずかなのに不自然すぎるほどふっくら元気そうで、ひたすらかわいいアナベルだけど、イーホックの目を通して描かれた世界なんだな~と思うと納得。あくまでキレイに描いてます。

あの摩訶不思議な映画、村上春樹原作の『神の子供たちはみな踊る』に主演していたジェイソン・リューが自らの戯曲何本かをまとめた作品らしいので、世界観はなんとなく納得。

昆虫のストーカー(笑)をしているだけあって、独特の死生観を持って、死を受け入れるアナベル。
死は何もないというイーホックにむける眼差しは諦観と温かさがある。
ヒロシ役の加瀬亮の朴訥と見守る姿がまたいい。英語がびっくりするほど自然。
描き方も日本への敬意が感じられてこそばゆいくらい。
加瀬亮がお迎えなんていいなぁ(笑)


サントラ
Sufjan Stevens - Wolverine (Restless OST)  
夢を紡いでいるみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=JRz545T7tas&feature=share&list=PLDE6B47C0D62B23A2


Sufjan Stevens - Happy Birthday + LYRICS
死があるからこそ生まれてきた喜びがあるのかな。
http://www.youtube.com/watch?v=ForukSaYcJU&feature=share&list=PLDE6B47C0D62B23A2

The Beatles: Two of Us
二人で世界を作っているかのような幸福な場面です。
http://www.youtube.com/watch?v=2Ztr8j_-gD4&feature=share&list=PLDE6B47C0D62B23A2

そしてエンディングは
NICO - The Fairest of the Seasons (lyrics included, 1967)
http://youtu.be/CzGt9CZplyE
意味はわかりませんが。無常観の美しさというところでしょうか。
儚い気だるさに満ちています。



「50/50 フィフティ・フィフティ」 予告編
http://youtu.be/48Q9wPAFXH4


≪解説コピー≫
「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レビットが主演し、ガンで余命宣告を受けた青年の姿を笑いや涙を交えて描くハートフルドラマ。酒もタバコもやらない普通の青年アダムは27歳でガンを患い、生存率50%と宣告される。同僚や恋人、家族は病気を気づかってどこかよそよそしくなっていくなか、悪友カイルだけはガンをネタにナンパに連れ出すなど、いつも通りに接してくれていた。アダムはなんとかガンを笑い飛ばそうと日々を過ごしていくが、刻々と進む病状に次第に平穏を装えなくなってしまう。カイル役のセス・ローゲンが製作を務め、ガンを克服した親友の脚本家の実体験をもとに映画化した。 映画.com


友だちがいいやつすぎます(;_;)

サントラはHigh and Dryしかわかりませんでしたが、穏やかな曲が並びました。
High and Dry はあえてギターのカバーをアップします。
Jorge Drexler - High and Dry (In Guitar)
http://www.youtube.com/watch?v=t8PS4wfsoFE&feature=share&list=PL10D780FE81B4AA64




震災後、売れ続けている名著『夜と霧』、『それでも人生にイエスという』で消化不良中。
ユダヤ人としてナチスドイツの強制収容所を経験したフランフルの著です。
抜粋に触れただけで、もやりもやりとしている状態。

    人は人生の意味は何であるかを問うべきではない。
    むしろ自分が人生に問われていると理解すべきである
                
    地上の幸福とはしょせん、相対的なもの。
    人生は、結果まで人間に要求したりしない。


これらの言葉が、穏やかな映画と儚いメロディーによって、少しばかりわかってきた気がする。




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