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合唱曲『聞こえる』 『はじまり』 [music]

今日は仕事のお付き合いもあり、可愛い中学生たちの合唱コンクールを鑑賞してきました。
どんな様子なのか、先入観をほぼ入れずに各クラス聴き入ってきました。
とにかくひたむきな歌いぶり。
曲でどんな声質が合うかもあります。ピッチも外れたりしています。
でも、それだけじゃなくて、どれだけその曲を大切に歌っているか。これが一番大事なのね。

思いが伝わるだけでこんなにも人を感動させることができるんだ。
そんなことを教えてもらいました。
ちょっと涙が出ました。


彼らの歌声ではありませんが記録として添付します。これらの歌詞を中学生としてどう受け止めたのだろうかという重みも込めて。


●合唱曲『聞こえる』

 

 

鐘が鳴る  鳩が飛び立つ  広場を埋めた群集の叫びが聞こえる
歌を  歌をください
陽が落ちる  油泥の渚  翼無くした海鳥のうめきが聞こえる
空を  空をください
歩み寄る 手に手に花を  歳月越えて壁越しに「歓喜の歌」が聞こえる
夢を  夢をください
こだまして  木々が倒れる  追われて消えた野の人の悲しい笛が聞こえる
森を 森をください

時代が話しかけている  
世界が問いかけている
見えている  聞こえている  感じている
だけど  何も出来ないこの部屋で
膝を抱いて  一人うずくまっているいらだち
教えてください 何が出来るか
光っている道を 心開いて歩いていきたい
何が出来るか  教えてください

 


●合唱曲『はじまり』

  畠があり川があり
  また畠があり森などもあって
  畠があり川があり
  ついには ついには地平線がある

  背中をのばして地平をみつめ
  地平の奥の雲をみつめ
  雲のむこうの青さをみつめ
  青さの中のみえない星をみつめ

  おお 目が痛くなるのだが
  何もないあそこから
  何もないあそこから
  何かが何かが始まっているようだ

  光が駆けぬけた!
  風が追い抜いた!
  空はいま いまのいま 突き抜けた

忘れたいことがあり
忘れたくないことがあり
判りたいことがあり
判らないことがあり

でも しかし だが しかし
そんなことどもは まるで
どうでもいいようなふうに
ごうごうと地球はまわりつづけ
あらゆる生き物の鼓動をのせて
ごうごうと地球はまわりつづけ
まわりつづけ
目まいした私の前に
相変わらず畠があり川がある

光が駆けぬけた!
風が追い抜いた!
空はいま いまのいま 突き抜けた
何もないあそこから
何もないあそこから
確かに確かに何かが何かが
始まっているようだ

 


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コメント 4

ミモザ

こんにちは!
久しぶりに合唱曲を聴き、心に染み入りました。
優しい声に、詩に、心が温かくなりました。
ありがとう~(^.^)
by ミモザ (2012-11-05 12:18) 

りあむ

こんばんは。
いい歌詞だなってしみじみ思いました。
とくに『聞こえる』が、ため息出ちゃう。
by りあむ (2012-11-06 01:22) 

あゆこ

ミモザ様(^-^)/♬
わ~♬戴き物のおすそ分けができて喜んで頂いて(^-^)/
またまた唄の力を見直せて嬉しいです。
ミモザさんの言葉にも心が温かくなっています
by あゆこ (2012-11-06 18:46) 

あゆこ

りあむさん(o^^o) [☆]
たまには合唱もいいですよね!
『聞こえる』はひたむきなピアノから始まって、幾多ものメッセージが連なっていって…字面で歌詞をみた時にはなんのこっちゃ?という印象だったのに子どもたちの誠実な唄として聞いたら歌詞世界が増幅してせまってきて圧倒されました
すごい歌詞でした

by あゆこ (2012-11-06 19:10) 

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