司馬遼太郎の遺言 [雑感]
熱狂することは、恐ろしいことだと思う。
司馬遼太郎にそう言わしめたあの時代を、再現するのは人々の記憶のチカラと考えるチカラが無くなった時なのだろう。
ヒトラーは「真の標的を逸らし、敵を作り反復すれば人々は容易に熱狂し戦争は作れる、私を何故止めなかったのだ?」という旨を話したという。反知性に流れこんで、前時代に戻ろうとすることを望むのは、それぞれの民族にとってどういうチカラなのか。それを押し留めるものはどういったチカラなのか。
ルーツを知るのは本能。日本人論をひとつのライフワークとおいて、もう一度読み解いてみても良いと思った。
そして、そう思わせてくれたNHKに対して感謝したい。
気のせいなのかもだけど…1月に口座振替の手続きをしたのに受信料の請求が来たので「トップが活躍する映像が反復されるのは不快なのでなんとかしてください。」とメッセージを入れ込んだ。その時から流れが変わった気がしている。アクションしても無駄ではない実感がなんとなく得られた。微々たることなんだろうが、こういうひとつひとつが流れを変えることは間違いないんだろう。
没後20年。一瞬でも、司馬遼太郎の遺言に応えられていた気がする。
【NHKのHPより】
作家・司馬遼太郎の作品『この国のかたち』を読み解きながら、“日本人とは何か”に迫るシリーズ。第2集のテーマは、“武士”。司馬が注目した鎌倉時代の武士。
私欲を恥とし、 他者に尽くす“名こそ惜しけれ”
の精神は、武家政権の拡大とともに全国に浸透、明治国家という奇跡を生み出す原動力になった。それは昭和の世に何をもたらしたのか?俳優の香川照之さんがナビゲーターとなり、武士が生んだ日本人の「かたち」をたどる。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586728/index.html
2/18深夜午前1時再放送
板橋区立熱帯植物園 [自然]
ミニ水族館ではちょうど餌やり、飼育員さんの解説を聞きながら観れるというスペシャルタイムに。さかな君のかぶりもので有名なハコフグ君、ちっちゃなエビに大喜びた赤虫に牽制しながら水をかけるテッポウウオにと飽きません。
植物ともに東南アジアの生態系が観察できる工夫が凝らされています。愛着が湧いたところで、もし熱帯雨林がなかったら?という問いも。ちょこっと熱帯に行って気持ちもホカホカでした。
エコポリスセンターにも荒川の上流から下流の魚の展示にうなぎさん。産卵地を発見された教授の講演もあったのねー。養殖でおっとりしていますが一年でこんなに大きくなったんです、とスタッフさんも愛情たっぷり。あゝ、画像が見つからない。また見に行こうっと。
『水 神秘のかたち』サントリー [art]
【美術館】サントリー美術館の企画展『水ー神秘のかたち』鑑賞。さすが、水の美味しさでは信頼しているサントリー!
国宝に重要文化財に目白押し!弁財天に龍に蛇、蓬莱信仰に仏教の若水に神道の禊、古代の銅鐸に配された波模様、水にまつわるものってこんなにたくさんあるのね〜。それから、水が入った絵と言えば大好物の茶と青(または群青)その色合いの世界に入れました。正直、チラシも地味だし期待薄でしたがなんのその。混み具合もそこそこで若い白人さんがスケッチする光景も。いいですね!
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_6/display.html
↑20/20組の確率で当選したチケット
その後はやっぱりパン(笑)石窯・天然酵母のこだわりパン屋で一点一点のポップにもこだわりの語りがぎっちり。中身もぎっちり。食べるとアゴが…でも美味しい。L'Atelier du pain (ラトリエ・デュ・パン)食べた場所は新国立美術館前。黒川紀章氏設計でそびえ立つ建物、初めてみましたがなかなかの壮観ですね。
帰り道はふらっと富士フイルム会館の無料写真展。行ったら写真家が展示の写真について説明中。聞いている集団は写真同好会の方々らしく質問も本格的。どんな用紙を使ってるんですか?そこ?いやでも、勉強になりました〜(笑) 風景が良くても電車がいないといけない写真もすごい!タイミングを狙うための熱さが伝わってきます。
たまには美術関係もいいなぁ。
賀頌!〜元旦はおせちとともに [家庭内外行事]
食材の深みを教えてくれた歳神様に感謝しながら。今年は彩りを意識して飾り盛りをしてみました。
お歳暮のみかん箱に入れてもらった大きなすだちを『なます』のカップにして松の葉を添えてみました。うん、いいかも。
近所のsantokuスーパーに入っている花屋さんが千両だけ枝売りしてくれていたので購入!ついでに松の葉ももらっちゃったのです。オレンジと白にチラッと緑。活きた活きた!
漆器を傷めないよう昆布をひいて白いカップを乗せて、そこに『黒豆』を入れてこぼれていた千両一粒を入れてみる。ハッと目を惹く鉢になりました。
加えて芽がでるように『くわい』。初めてなので冒険してみました。可愛いけどエグみがあって、不評でしたが縁起物だから食べますよ。
千両の葉に『田作り』をのせて、『紅白かまぼこ』を青紫蘇と筋子をトッピング。『栗きんとん』は?今年は断念。金銭面は謙虚に行きます。
『数の子』は水産庁長官賞受賞だという『華いとよりだい』にまぶしてあるもので代行。『昆布巻』『かまぼこ』等は作ってませんよー。『黒豆』『煮物』は圧力鍋。蒟蒻はちぎっちゃったので気をつけなきゃね…。『伊達巻』はオーブントースターで焼いてみました。
リンゴ祭り
りんごを送ってもらったのでりんご祭り
実家のある上田はりんごの産地でもあるので、直売所で買ったというりんごを送ってもらいました。しかも種類毎のラベリングという楽しい心遣いにほくほく。並べると色も綺麗でうっとりして時間を忘れます。やばい。苦手なやることがあると横道に逸れたがりますよf^_^; 頭の回路は電流の流れやすい方に、流れやすい方に…それが今はりんご。
食べ比べ用に少量ずつ楽しめるようにも切ってみました。やっぱり味の濃いものは先に食べちゃダメですね。個体差もあるから種類だけでは味が読めなくて剥くたびに刺激充分!
紅玉も入れてもらっていたので酸味を活かして差し入れ用に2種類のケーキを作ってみました。バターに生クリームに煮たりんごと贅沢材料のレシピと、オイルと牛乳とりんごを切っただけというイタリアの家庭レシピと…そしたらイタリアの簡単レシピ充分でした。なぁんだ。
薩摩芋の時もケーキを差し入れてもらってレシピを聞いてそう思ったっけ。材料が活きているものが一番!そしてこんな楽しみも材料あってこそ。サンキューでしたー!
《アップルケーキ20㎝型》
卵2個
砂糖150g
オリーブオイル60cc
牛乳200cc
薄力粉200g
ベーキングパウダー8g
リンゴ〔中3つ〕銀杏切り500g
レモン1個(汁はリンゴにかけて、皮はすりおろして。市販のレモン汁だけでも)
[☆]材料を上から混ぜていって180℃50分でじっくり焼く。
神話を後押しする現実主義 [雑感]
絶対数を増やせばよいのか?
復興とオリンピックじゃないけど。名誉がなく利益がないことはやらない、という方向だということがわかりやすい。戦時中、焼夷弾やらガソリンが落とされても自分達で消せなどという[防空法]と称した命令があったけど、今後自然災害もその道筋にしかねないと、政府動向をみて思う。
米国にとって日本の憲法を軍事で書き換えて民主主義に持ち込んだことは唯一の成功体験。その正義の成功体験を繰り返したいが為に、唯一の成功例の国を軍事国の道筋に持ち込んで行く矛盾。民主主義の名を借りて帝国主義に推し進むことが自国で実証されるのに、まだその正義に乗ろうという帝国主義的思考がバカバカしい。
鎌仲ひとみ監督
「原爆投下は正当だった、おかげで最小限の犠牲で済んだ、との見方がアメリカ国内では根強い。原爆を正当化する心理と、戦死した日本兵を英霊と呼ぶ心理はどこか通じたものがあるように思われる。」
日本官僚「共和党政権だったら靖国に参拝しても干渉しないのに。」二つのアメリカのうち、ジャパンハンドラーである共和党の側、今は神話の側に霞ヶ関はあるようだ。
海野つなみ『排気ダクト』 [ヲタ話]
22ページの読後感に朦朧。(ネタバレ)
夏の終わり、うなだれながら高橋は思い出した。中学で空気の読めない転校生、田中を虐めたことを。彼は虐められても飄々と言う。ねぇなんて言ったの?記録しておくから。後から出世したときいくらでも引っ張れるからと上機嫌。
彼はいつしか不気味な空気の読めなさでクラスを支配していた。
そして今、役人になった高橋は、ゆすられることもなかったが息子の状況をメールで知る。それは社会的な抹殺を意味していた。息子はパパに似るんだよね。過去は未来に復讐するんだよ、なんだっけ?ケイゾク?道行く人々の声が全て突き刺さる。
田中の声が蘇る。
「空気なんて読めないにきまってるじゃん」「だって、空気は読むものじゃなくて吸うもんだよ」「生きるためにね」
いきができない。
隣に座った老人が言う。
「今日で急に空気が変わりましたね。」「もう、夏も終わりだ」
排気ダクトという題名にハッとする。
この季節の変わり目のような今日読むリンク。そーっと寒くなった。
このご時世、空気を読むことが生きる為とは限らない。空気は吸うもんだよ。
ということで、季節の変わり目ご自愛下さい。
小室直樹宗教「日本教」①
絶対より相対の国。皆が困るで通る。これは正に教義でこの論法が民意を得易いという悪循環にある。社会学者、小室直樹が同調圧力への弱さや勤勉性にすがる特質を『日本教』の信者だからと定義づけ戦争に突入した理由を明確にしています。
http://youtu.be/svBTxN82pVA
Summersonic hostessclub allnighter 2015 [music]
行ってきましたサマソニホステスクラブオールナイター2015 @幕張メッセ。
<<deerhunter>>
13日作戦を練ろうとタイムテーブルを開けて、じゃあ最初はBAIOで・・・って、あれ?そんなはずじゃあ…大阪?突然のキャンセルという展開に目眩。これが決め手だったのに。当日はTシャツ売ってて着ている人には親近感。新譜でごまかされてあげますけどね。
<<Baio>>
まさかのDJ。でもかわいい。VWみたいな多国籍色にニマニマ。
<<Thom yorke>>
一番はThom yorke !
無機質で難解なはずのCDの音源がLIVEになると極上のダンスミュージックになっていくギャップに身も心も委ねます…!
so much 超満員の前から4~5列目。最前列では3人も立て続けに一本釣り(救助)されていたので推して知るべしのぎゅうぎゅうでしたがそれもこれも一体感。満喫してきました。
ナイジェルが舞台から撮影してTwitterに投稿した画像です。自分がわかって恥ずかしい~
新曲ではダンスミュージックで染み込んだworldなリズム要素をthomフィルターを通して体感できる心地良さに没入ー。特に『impossible knots 』がいいわぁ。どんな風に踊ろうか。
新譜の tomorrow's modern boxes自体 2009feeling...を極上な原体験として捉えている私にとってこの上もない到達点^o^ http://anyuko.blog.so-net.ne.jp/2011-12-17
エコーのかかるトンネルを低音に追い立てられながらさまよいます。
setlist
1.The Clock
2.Brain In A Bottle
3.Impossible Knots
4.Black Swan
5.Guess Again!
6.Amok
7.Not The News
8.Truth Ray
9.Traffic
10.Twist
11.Pink Section
12.Nose Grows Some
13.Cymbal Rush
14.Default
会場で出会えた音楽仲間^o^に、Thom yorkeの音楽の解説を…というお題を頂いたのですが、自分の好みを中心に言うならば、構造が3層になっていて上部を不安定な音をもって浮遊感で彷徨わせて、下部をバシバシの低音ベースで叩きつけて、中部でとりあえずの人心地をつかせたりしてますねー。リズムは当然ばらばらで。それはJon hopkins のエレクトロもそうだからアンダーグラウンドの潮流なのかもだけど。たまんな〜い^o^
<<F.F.S>>
70年代と00年代バンドのコラボになるFFSは音楽を楽しんでいる様子と年齢係ない表現力も素晴らしく、曲も演出もミュージカル仕立にもみえて温かい。「『コラボレーション』って曲はね、どうせうまくいかないよってラッセルから送られてきた曲なんだってー」などと、隣でFFSにはまってた妹が歌詞の解説してくれました。その他、権力をシニカルに歌詞にして笑ったりして伝えてるんですね。社会に対峙できる文化を確認しながら大笑い。『so desu ne』なんて同じ返事を繰り返して富士山登ってキティ印の機関銃を担いで…なんて具合。無邪気な正戦論がまかり通る日本やばし。ここに居られる幸せに感謝感謝で浸ってきました。
<<Jon Hopkins>>
coldplay繋がりで聴き込んでいた音でこれこれとニマニマ。
Jon Hopkins はこれが一押し! 美しいピアノから野生的な展開になだれ込むラストの『vessel』。これはradioheadではお得意の展開なんだけどこういう曲に惹かれます。
いいですよー(^-^)/ LIVEではもっとドラマチックな終焉だったんですけど、音源がないのが残念。
まだまだサマソニの余韻は続きます。これからも、たくさんの方が上質の音楽に浸れる時間が持てますように。
成熟した社会の行き先を描くのは [雑感]
『原発という国策はじめ、公共事業と徴兵もどきで解消する問題は、ともすると【国家が暴力と共生することで成り立つことを(更に)証明していくのかもしれない。】それらは低所得層の社会補償の代替機関として機能していき、高所得層の既得権益を充足させる。』
文科省には【公共事業】国立競技場の為に支出できる財政的余裕はある様子なのに財政難を理由に奨学金制度が進んでないのはどういうことー。
貧しい奨学金制度は米国も同じらしく救済として軍への入隊の道があることで人材を確保しているわけだから、格差拡大のシステムをわざわざ移管している日本も貧困層を残して軍隊へ誘う可能性も高いと考えておかしくないのよねー。
そもそも国家は暴力がないと成り立たないもので、それは拭えないのはわかる。
それに関する命題は『永遠の0』を観たりして多くの人が徴兵の諦観を経験したと思うけれども、好き嫌いとは別のところにあるのよね。この命題。そして戦争の名残は続いていて、米国の暴力と共生することで国家を成り立たせてきているのもわかる。
【公共事業】も同様で、公共の利益のものに自然破壊と生活の破壊と利益の拡充と雇用という救済とを併せ持つ。嫌がる仕事への従事、破壊や分断を作るという意味では暴力と置いてもいいのかな。大昔に決めたもので現状に合わなくても『決まったこと』が最大の理由で理解しろと強要する事例が多くて、ローラーで否応なしにならされてる印象が強いもの。
【国家は暴力と共生することで成り立つ】これは大前提ということは抑えるべきなんだろな。この大前提を踏まえた上での監視が必要ってことなんだろうと漠然と。そして、米国は警察という暴力の暴走を経験してるわけだし、ベトナム戦争などの暴走に巻き込まれた経験から監視するスキルをもったわけだけど、日本は?
WGPも有って『戦争はしない』で固まっちゃって本当の監視スキルが上手く機能しなかったのかもとなんとなく。
安保闘争のおかげで現首相の祖父を下ろしたことで軍事から経済にシフト転換できた功績と九条による暴走の歯止めを踏まえつつ。
日本のスキルは…これからなんだろうな。
【公共】のものとして出すお金は自分のお金じゃないし、お膳立てされたものを会議で発表する文化の根強い日本では、一度決めたら止まらない。大昔に決めたもので現状に合わなくても理解しろと強要するし、日本は破綻に向かおうが止まんない。そんな国(笑)。国立競技場のくだりに加えて、戦争を終わらせる為のお疲れ物語も観てきたから。つくづく思うわ。
映画『日本のいちばん長い日』阿南氏が額縁に掲げた言葉が象徴的。。。
(国立競技場については、これでやっと責任をなすりつけ合う姿をみなくて済むようになりました。騒いでくれたセンス。ナイスプレーに感謝!国民の無力感も拭われた。そして白紙化は皮肉にも安保のおかげ?成功劇場を流す放送もみれました。)
ほんと、たまたま知れたから良かったけれども、そーんな魍魎の巣食う国策に巻き込まれたくなかったら、監視スキルを磨かないと子どもに申し訳ないなーと思う。
格差を産むことで人が嫌がることをやらせて救ったり、神話で正当性を強調して嫌なことをやらせて救ったり、ナショナリズムで煽ったり、ヒーローを作ってあの手この手で、暴力と共生することを調教していくんだろな。暴力さえあれば、ツケを後回しにしてもごまかせる。そして【公共】の役割を幻想の家族に移管して強要したりもする。
こういう暴力的な要素を【公共】って言葉は含むのよね。
【公共】の良い要素、オリンピックの遺産理念みたいに、雇用の拡充やら、暴力よりも循環にシフトして欲しいもの。
『日本は循環の文化』という原点に戻って考えてもいいのかもなー。
もう一度…
国家に年齢かあるのなら、身体は老朽化しているのに精神はまだ『坂の上の雲』を追いかける少年とは言えないだろうか。それでも生きていけるのはツケを後回しに加速させるマジックが暴力の中に含まれているから。
国立競技場に米国は関係ない。
安保は中国に手の回らない米国と属国日本との約束。成長は米国からの命令。国家は暴力と共生していくもの。その暴力の質を見極め、向き合い方を課題としよう。
芥川賞も話題になっているし、芥川龍之介の『ももたろう』もよさそうなテキストかな。
☆☆☆ http://anyuko.blog.so-net.ne.jp/2012-12-06
『成熟した社会の行き先は?』
自民、過半数超す勢い…衆院選情勢10万人調査 (読売新聞 - 2012年12月05日 )だとか。
右傾化?ダンス規制やら風営法の取締も加速するかも?
鬱憤がたまると右傾化しがちなんだとか?うむむ
原発という国策はじめ公共事業と徴兵もどきで解消する問題は、ともすると【国家が暴力と共生することで成り立つことを(更に)証明していくのかもしれない。】それらは低所得層の社会補償の代替機関として機能していき、高所得層の既得権益を充足させる。
いじめと救いがない交ぜの教室に似た平衡。大多数はそこそこ気分のよいものを充てがわられればよい。
暴力を監視するのが国民の役割と、社会学者、野村一夫氏は説く。http://www.socius.jp/lec/21.html
が、公の調和の為なら見て見ぬ振りが大人の振る舞いだと刷り込まれた日本人に可能だろうか。
☆天野祐吉さんのコラム抜粋
「経済成長の達成を公約に掲げているのには驚いた。20世紀の成長市場主義の弊害が世界のあちこちに現れ、時代テーマは「脱成長社会」。今の成長は人間の為の成長ではなく、成長の為の成長に成り果てている。そんなまやかしの目標より、政治家に聞きたいのは、明日の日本像だ。あすのぼくらが住む国の「物語」である。成熟した社会であることを受け入れた「老楽国家」の提案も物語の一つだろう。成長にこだわるから大量生産、大量消費の歯車を回す必要が出てくる。本当に欲しいのは甘い言葉?」
国家に年齢かあるのなら、身体は老朽化しているのに精神はまだ『坂の上の雲』を追いかける少年とは言えないだろうか。それでも生きていけるのはツケを後回しに加速させるマジックが暴力の中に含まれているから。見て見ぬ振りは日本では大人の証。そして、たまに老いた姿に向き合えない幼稚な心に自分で驚くという次第わかしら。
こんな物語はいやだなぁ。
あ、ちょっと待って、老体の物語は日本は得意ではなかったのかしら?
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが…」
誠実な物語が欲しい。
精神的にリーダーをおかない中空構造を持つ日本。そこに、自覚なく絶対的な仮初めの父性が自立を掲げて来た時は注意しなければと臨床心理の権威、河合隼雄氏が警告していた。理由はよくわからなかったけど秘密法案を通してわかって来た気がする。
***
中空に狂気という絶対が入りこむことの危険性を忘れていいの?日本文化への愚弄な思える。安保もだ。
土ってなんだろう?ー2015国際土壌年記念ーモノリス巡回展 [自然]
はるか地下の関東ローム層は火山灰が積もったときは寒冷地だったので茶色のままなんですね。
火山灰が積もったばかりの場所や、河原も土がありません。
何が土の原料になるかで土の性質も異なってくるようです。
土は隙間がある方がふかふか豊かだなんて社会も一緒なのかもね。日本の原点w
写真はうまく撮れなかったのですが、この模型は15000種の模型とともにモノリスと一緒にスカイツリーの大昆虫展で展示されるはずです。
日本のいちばん長い日〜THE EMPEROR IN AUGUST [movie]
朗読講座にて [ヲタ話]
広報掲載の朗読講座に申し込んだら当選(^-^) 年度末に参加したイベントでビンゴというビンゴが見事なくらい最下位続きで私はこうなっているのかとむしろ晴れ晴れと開き直っていたところ確率32%での当選(笑)意気込んで参加して参りました。
深いですねー。聴音訓練表に含まれている、このカに◯はというと、『ガッコウ』の『ガ』は喉の奥で音が作られることに対して、『ショウガッコウ』の『ガ』は鼻濁音になって『ンガ』になることの表現。濁音が音の最初か途中かにあるかで音が違うんですね。世の中知らないことだらけ^^;
本題は『1000のこわれたがっき』を10人単位で朗読劇として読むという作業。私が読んだところの指導は「台詞ではない地の分はそんなに引かなくていいからね。あわてての箇所は読み方も早く。ではもう一回読んでみて…」
文章を読み解くチカラも必要です。指導通りに再現しないと!と緊張しつつも自分からどんな表現が飛び出すかも読めなくて面白い(^-^)
帰り道に出会った方々には、劇団にいたんですか?とお世辞を頂いて…嬉しいのですが声の出ている実感はいまいち。練習しようかしら。
文章を読み解く面白さにも開眼(^-^) そして国の国立文系を無くす方向のバカバカしさをまた認識。
ここのNPO法人 朗読文化研究所 では保育士を対象に、絵本をテキストにして表現方法を学び合う読み聞かせ講座も開催しているようですね。
ちょっとクセになるかもー?
山の幸と近況と [家庭内外行事]
家族で天ぷらパーティとあいなりました(^-^)
茗荷に似たウコギ科のハリギリが新鮮です。
ウドの味が一番濃いので最後の締め。
こごみはマヨしょうゆでシャキシャキと。
美味しいよー(^-^)
雑草さえも少ないこの地。
23区内に越してきました。
今まで、自然が自然が、田圃に囲まれて、なーんて言ってても程々の自然で、駅へも徒歩10分圏、駐車場も停め放題、買い物も便利で人付き合いも楽しく気楽!という贅沢をしてきました。
一転、スーパー事情には恵まれていますが、自然はないし、知り合いも居ない。とりあえずのとりあえず。事情ありで住む場所には条件付きではないと暮らせない身の上ということで一階限定。とりあえずまた庭があるのでタンポポ達にホッとしているところ。
以前ブログに掲載した、外来種のながみひなげしはちゃっかり引越し先のこんなところにもしぶとく生息。これは要らないんだけどなぁー。馴染みの植物だけどホッとしない笑
人生、苦手なことに直面するのはきついですね〜。今までがぬるま湯に浸かっていただけなのかもですが。
引越しの片付け。物との別れ。自然との別れ。
。。。断捨離の苦渋は果てしなくT_T
仕事との別れ。なにより人との別れ。
しょっちゅう会ってたわけでもないのに思いついたタイミングですぐ会えないというだけなのに辛いものです。
日中は仕事、夕方〜夜は友との会食と現実逃避、夜中は片付けという年度末でした。仕事はボーっとして精鋭の欠片もなく、会食中は居眠りして、片付けは進まない、という中途半端ぶりに自分の馬鹿さと限界を感じつつ、こんな自分に付き合って別れを惜しんでくれる友人達の心の広さに自分が恵まれていることを実感しつつ、あえて別れていくことの寂しさに胸を詰まらす日々を過ごしてきました。
人と会うたびに恵まれていると実感して確かな光を感じた直後に、背後にある別れの影に覆われてしまうという感じかしら。その浮き沈みに船酔いしながらの引越しという捨てる作業は苦渋を併せ持つ行のようでした。
大袈裟ですみません。
とはいえ、捨てたとたんに新しい情報が入ってきたり、捨てる梱包をしたとたんにもらってくれる話がきたり、引越しの当日も不思議と人が被らないように時間をずらしてお手伝いにきてくれたり、引越しの小分けにしてもほぼ全てをうまくまわしてもらって別れを惜しめていて。。。もう別れは決められたことだったのだと感じざるを得ないのでした。
世の中、ほんとに不思議です。
それでも弱っているらしくて今でも泣きそう。
弱いです。
そこに実家からのてんこ盛りな愛。
もちろん泣きました。
新しい出会いは確かにあって、それも恵まれていて。昨日の派遣ひとつにしても人が足りないところが遠い…けど思い切って募集したらそこはダメ…なのにキャンセルが出て一番近いところに配属出来たり、そんなことを始めとして全てがうまくまわっている。それらのことに感謝はしつつ〜も、実は苦手なことをしているので泣きそうなんです^^; 甘えているのは承知です。生きていく為には苦手なこともどんどんしないとね…新しい人との出会いと自然と便利は手に入らない。まだ選べるなんて贅沢過ぎです。喝を入れつつ新しい地で頑張らないと!
なんて書きつつ用事ができたので戻ってしまい…。ヨモギGET。ベーグルを作ってみました。
野草味たっぷり。美味しいです(^-^)
まだまだ未練もたっぷりです。
juana molina 2015 東京LIVEツアー [music]
当日は1st完売だったので前日に予約して正解。代官山『晴れ豆』という地下2F古民家風の内装の会場で聴くフアナも極上感↑↑↑。会場スタッフのアーティストへの愛情も伝わってきます。意外な音の配置な加えてライブアレンジの妙にくらくら。いい音に出会えてる実感って何よりも変え難いですね。CD購入でサインと握手。フアナの飾らない人柄に触れられた時間の特上感にもほくほくするばかりでした。
この3.4thの二枚の落ち着くことと言ったら。
ビョークとムームを足して起伏を取って平らにして奥行きをもたせた音。
2/6のビルボードライブ東京でのツーマンライブはフアナとクラムボンの原田郁子さん。原田郁子さんは初でしたがしっとりピアノにのせた歌詞世界にすんなり没入。曽我大穂さんのパーカッションのサポートがシガーロスばりの残響効果でまた最高。ピアノとスチームドラムの単音が重なる瞬間にぞくぞくっ!
音楽はいいですねT_T
矛盾があっても成り立つ今の政権の空洞と日本人の中空構造の融和 [雑感]
この状態をユング心理学者であり、臨床心理学の権威、故河合隼雄氏は神話から読み解き『中空構造』という視点で説明しているんですね。100分de名著『日本人論』で更に整理できて嬉しい限り!後半に文字起こしされている方の秀逸なブログ内容を貼らせて頂きます。
ユング心理学は神話や童話などの物語から、民族の普遍的な精神構造を読み解いてきた学問。一人一人の物語→←現実との関係性から人間を見つめ、臨床心理の現場の理論として発展して行きます。
で、私たちに受け継がれてきた精神構造はというと、
日本の神話『古事記』には三神が登場するのですが、一番重要な真ん中に位置する神が、なんと何もしない(笑)
その意味は?空であることで対立しがちな二項をうまーく調和させるんだそうです。
西洋的な弁証法だと正・反・合という止揚の過程になるのだけど(童話の結婚での終焉もそうね。)、正と反は巧妙な対立と融和を繰り返しつつ、あくまで「合」に達することがなくてぐるぐるまわるんだとか。
世界的にも特異な神話らしく面白い。
斎藤環:そこに重きを置くことになっているんですね。リーダーシップも「神輿は軽い方がいい」と言うように、リーダーが強烈じゃない方が上手くいったりする。
うんうん。
伊集院:その空は白黒でいうと灰色?
中沢新一:いや、全ての色になる。
空なんだけど何にでもなるエネルギーを持っている、な〜んてまるで、宇宙のダークエネルギーみたいな位置づけじゃないですかー!!!予言?つながっているかもー?
なんてこじつけて喜んでみました(笑)
相手を受け入れて悪く言うことを避ける私たち。その通りだなぁーと自分たちの良いところを番組で確認したわけですが、
著作では中空構造を自覚しないままでいるとおかしなことになっていくよ、と河合隼雄さんは続けます。
困ったことがあった時、その中空に性急によくわからない父性が入り込んだら、めちゃくちゃになるという警鐘です。
そこで 見渡すと、もうネット世論が先駆けになってその予兆があるみたい。
原発事故は原因を作った側ではなく大きく騒いだ方が叩かれる。
ベビーカーが叩かれる。
セクハラされた方が叩かれる。
社会を壊す暴力を自由と称して振りかざし共同体の社会としての価値をわざわざ下げる
ここのところの、あえて分断を作る父性の正体はなんだろうと考えたら…。
人質を自己責任論で片付けるネット世論。一見強い父性に見える自己責任論は何も施せない言い訳だったりしますが…そうとはしない動き。相反するような政府会見。一生懸命なのに周りが騒いで不謹慎だという感情に頼る正論。自粛令。
こういった相反し矛盾して分断させているものを全て自らの要素としているのが、今の政府。
ある意味すごい!
これも全て空洞だからと考えると納得がいく。自然発生的なのかしら。
前も空洞だったけれども、今はもっと空洞…とは誰の言葉だったかしら。なんか言わされているようにしか見えないからなんでしょうけど。
○○ちゃんだから仕方ないで物事が進むのが「○○ちゃん問題」と指摘されているけれど、上滑りな台本を立派に読むだけの軽ーい神輿が、ものすごーく日本の精神構造にマッチしているからこそ、中心として入りこんでいる気がしてきました。フランスの極右政党が羨ましがるわけでしょう。経済だけでなんとかそこにいるだけじゃなさそうです。
すごいなぁ。
タレントで、あ、これ言わされている、叩かれてへんな空洞になりつつあるんだなぁ…なんて方がいてつまらない。タレントがつまらなくなるのは本当に迷惑なんだけどこちらは超越している。
『テロより社会に殺されかねない』のは今もかもだけど、社会の劣化に加えて古き良き日本の中空構造が取り戻せなくなったら? どうなる?
真面目に困るなぁ。
誠実な現代の神話が欲しい。
そして私たちの中空にあるものを信じたい。
***転載
http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/cd08a8a7a781e02c763171f635132499
私がそう思うだけの話ですが、ある意味第四章の「日本の根源にあるもの」人類学者 中沢新一さんが選んだ名著鈴木大拙著『日本的霊性』から見えてくる「日本人論=無分別の活用」にも複雑に絡んでくる話しです。
日本神話から日本人の精神と社会の特徴を読み解いていく、そこに河合先生は中空構造を見出してゆくのですが、「心と神話には関係があるのか」という竹内陶子アナの問がありましたが、実にいい疑問です。
「想像力に形を与える」それが神話・物語の役割
「そこにはフィクションかも知れないが普遍的な構造を持っていて現代の我々にも連綿として受け継がれているもの。」
「神話の構造を分析すると現代日本の国民のあり方にもかなり大きなヒントがあるかもしれない」
と斎藤さんは語り、古事記の神の話に入ります。
『古事記』という書物は本居宣長が『古事記伝』という形にするまでは、注目された神話ではありませんが個人的に、郷土史研究や古神道、民間信仰、また各地に残された神社の祭神研究をする中で大いに日本人の精神の形成、思想の形成に係わる書物だと思います。
河合先生のこの『中空構造日本の深層』も当初から読ませていただき私自身の思想形成にも大きな影響を与えていると思っています。今回この番組をきっかけに『中空構造日本の深層』を再読してますとさらなる学びがありました。1月早々にとてもいい番組に出会ったものです。
<『古事記』神話における中空構造>
上記のパネルで語られる三神構造、松岡正剛さんの話しの後に中沢さんが、
【中沢新一】二元論だけでは世界はできませんよ、その奥にあるものがあって、だから三項必要でなんで、宇宙を作るには・・・。リアルに出ているのは天地、海彦山彦なのだけれど本当の根元は、バーチャル、日本の神話思考は。
【伊集院光】それを白黒で言うと「灰色なのか?」、白黒で言うと「無、無色のことなのか?」・・・。
【中沢新一】あらゆる色を生みだすものですね。
【松岡正剛】西洋の神は「在る」神だけれど日本の神は「成る」神で真ん中の神は、無いわけでもない。
【斎藤環】 作家の中上健次が「うつほ」という概念にこだわって『宇津保物語』という日本最古の長編小説があるわけですが、樹の「空(うろ)」の話です。その中でことなどを奏でる話で、それに近い話かと思う。中上さんは「うつほ」とはいろいろなバイブレーションがこもる場所だと言っている。中空だが色々なものが生成されてくる場所なのです。そういった意味では全くの空っぽではない、というところが一つの特徴といえるかもしれません。
【ナレーション】日本神話の中心は空であり無である。このことは、それ以後発展してきた日本人の思想、宗教、社会構造などのプロトタイプとなっていると考えられる。
短い4人の方々の対話の中に見えてくるのが正反合の弁証法の世界。
【斎藤環】 日本は三項がバラバラをとりながら均衡して進展してきている。
【伊集院光】二つだとどっちかがどっちかを亡ぼす形になるけれども、日本てぇ「まぁまぁまぁ」みたいな感じでずっと、こうなんとなく、白黒をあまりつけない行くという、神話のときから日本人の心の構造としてあるんだよと。この具体的なメリットとは何ですか、中空構造であるが故(ゆえ)の?
【斎藤環】ドンドン外来のものを取り込んでくるんですけれども、外来のものは外来のものだというレッテルを貼って共存していくのですごく柔軟なのだけれども一方で日本文化的なものも並行して温存されていく、けっこう器用なシステムになっていると思う。外来物(ぶつ)に圧倒されるのではなく、かといって排他的になるのでもない、何か調和しているといった感じですね。。
【赤坂真理】もしかして自然発生的にそっちの方を人間は取りやすいと思ったのですが、一神教は危機の時代に出てくる、ちょっと飛躍があるので、もしかして自然状態で・・・。
【中沢新一】自然状態だとこの思考方法が一番合理的にこの真ん中の中空といわれている部分があると、例えば対立したものがあると、その対立したものを中間領域に持ってきて、お互いの間でネゴシエーション(妥協を図る)ということが行なわれる。自分と違うものを排除するのではなく、相手の原理を内の中に入れてくることが可能になってくるのがこの真ん中の部分で、大きなことを言うと日本列島にはもともと縄文人がいたわけです。そこへ倭人というものが稲を持って入ってきてそれで今の日本人を作ってきた。争いの痕跡があまりないんです。それは縄文人が弥生式の技術を受け入れてるんですね。弥生といわれている倭人の連中も縄文の連中の神さまの考え方を受け入れているわけですね。ハイブリットを必ず形成していくというように日本人形成がもう3000年前からこれが行なわれている。
ところがユダヤ教の場合は、モーセの、聖書を見ていると反対者を排除するどころか虐殺したりして、大変な苦難の歴史をたどっているから自分たちのユダヤ教という考え方と違う要素が入ってくることを許さなかった歴史がある。
【伊集院光】これがそもそも日本人論の主張として僕が興味深いところは、「平和ありき」の日本人であるという誇らしい部分が一つと逆に言うと戦いには弱そうだなぁ・・・。
【斎藤環】ただ敵のタイプによると思いますが、先のネゴシエーションして取り込んでしまって吸収消化してしまうということもひょっとして得意なのかも知れない・・・・。
【伊集院光】まぁまぁ上がってご飯でも食べてというようなぁ・・・。
<日本社会と中空構造>(日本の政治に見る中空構造)
【斎藤環】政治に絡めていうと二大政党制がなかなか成長しなかったとか、・・・そのようなことに関係してきますし、政治的なことを決定するときに、誰かが主体的に決めないでそこを空気に任せてしまう。御神輿も一人ぐらいぶら下がっていても分らないという感じで、話だけがドンドン荷台だけが進んでゆく、これも誰が運んでいるのか分からないが何となく事態が動いていくみたいな、これはまさに中空構造です。まさに中心がいないわけですから。特に戦後の政治状況にはよくあったなぁという感じがあります。
【伊集院光】悪い方でいうと何か事が起こって誰が責任を取るのだという(話になって)『俺言ってねぇよ。』というような・・・。
【斎藤環】リーダーシップも「神輿は軽い方がいい」と言うように、あんまりいろんな人が中心にくるということは少なくて、どちらかというと傍に・・・参謀が優秀で真ん中は空っぽで、参謀が動かしているモデルが日本型リーダーシップだと言われますよね。
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以上が、第三章心理学者斎藤環さんが選んだ名著は河合隼雄著『中空構造日本の深層』の前半の話で、日本の神話における中空・均衡構造と西洋型の中心統合構造の対比から見えてくる日本人論です。
『中空構造日本の深層』のJIS+2D35「『古事記』神話における中空構造」の中で河合隼雄先生は次のように書いています。
<河合隼雄著『中空構造日本の深層』中公叢書から>
日本の神話では、正・反・合という止揚の過程ではなく、正と反は巧妙な対立と融和を繰り返しつつ、あくまで「合」に達することがない。あくまでも、正と反の変化が続くのである。つまり、西洋的な弁証法の論理においては、直線的な発展のモデルが考えられるのに対して、日本の中空巡回形式においては、正と反との巡回を通じて、中心の空性を体得するような円環的な論理構造になっている(同書p40)。
上記の対話の中にも出てきた正・反・合の話です。排中律を超える論理の段階が語られているように見えます。円環的な論理構造には円相の禅的世界があるようにも見えます。
個人的には「<あいだ>を開くレンマ的論理」という山内得立先生の『随眼の哲学』を思い出します。
http://d.hatena.ne.jp/CultureNight/touch/20150103/1420267960
メリークリスマス [music]
coldplayのクリス・マーティンから低音で語りかけられての導入、MVの豊かな色合いとおもちゃの楽しさに加えて、飛びながら観れるイルミネーションの美しさよ
Coldplay - Christmas Lights
http://youtu.be/z1rYmzQ8C9Q
クリスマスの明かりが 路を照らす 海と街の境目まで
君の不幸がすぐに消え去りますように クリスマスの明かりよ、光り続けておくれ
慈愛に満ちて温かい眼差しであふれています。
そして、二曲めも変わらずこちら^^;
Sufjan Stevens - Silver & Gold
http://youtu.be/B3cfUolJxYg
世界から正義や信じる心が失われて、私たちは自分たちのことしか考えず無駄に生きている。そんな世界をどうにかして欲しい、そう神様にそっと祈る。
もう一曲加わりました。
Band Aid 30 - Do They Know It’s Christmas? (2014)
エボラチャリティ企画。豪華共演。歌い方の違いに触れるだけでも豪華絢爛。BONO、クリス・マーティン、エルボー、サムスミス、シンニード…。想いを込めた歌声が天に通じますように。
そして、今年のお料理はチーズフォンデュにしてみました。
シュトーレンも焼きました。まだ、改良の余地あり。材料も残っているのでクリスマス後も作る勢い(笑)贅沢ですね。
よいクリスマスを!
遅刻、遅刻^^; [家庭内外行事]
自分の中で整理が付かず悶々としていたことがあり、ブログに手が付かなかったのが正直なところですが、やっとこだわりから抜け出て緩んできたところで、やっちゃいました。では、阿呆話。
職場の愛すべき友人しずりんさんの壁時計が一時間遅れているのに夜中に気がついてびっくり!という土曜のつぶやきに、集合時間に遅れなくてよかったね。なんてなかば上からレスつけていましたが…。これが伏線?
最近、仕事の開始時間がばらばらなせいか、月曜の今朝は頭の中で一時間遅く組立ていて遅刻。いつも駐車場で待ち合わせてお喋りしながら仕事場に向かうのが通例なので、しずりんさんの「なかなか来ないから先に職員スペースに上がってるね。」という連絡で気がつきました。汗。え???しずりんさんに電話して「私、今、家に居るんだけど…」。しずりんさん「はぁ、わかりました。気をつけて来てくださいね。」と具合が悪いんじゃないかと心配そうな声。
私は頭の具合が悪い?睡眠不足による鬱?認知症?じゃないかと向かう車の中で反芻。朝は三時間睡眠のまま寝られなかったので家事の合間にSNSにのんきに書き込んだり返信していたり年末調整で積立普通傷害の控除が無くなったことを電話で確認して^^;介護保険の控除対象になるものはどこ?とネット検索し始めたり、あげくはまだ時間が早いから自転車で行こうかしらまで考えていて時間の流れがおかしい様子。
結局15分遅刻でこっそり入り込んで仕事をするも、ふわふわしてコミット出来ない月曜。「怒られても君たちは寝て忘れー、歌って忘れー、休んで忘れー」という某女史の言葉が他人事ではなく上滑りなつるつるな状態でしたがなんとか仕事を終えました。しずりんさんと蜂の巣のEちゃんに心配されて笑われながら。Eちゃんの学芸会感動の話の合間にこんな阿呆な話が入ってごめんと謝りながら。…楽しい職場。ぬるま湯な既得権益です。はい。辞めちゃうのは惜しい。
しかし、この緩みはなんだろう。
「姉さんだけ時間尺が先走っているから上手く話が進んで行かないんだよ。」という不思議な言葉をもらっているので、その揺れ戻しなのかしら?確かに再三に渡り約束が整わない話があって妙に納得させられている。連動するかのように睡眠の周期が乱れ放題。頭に血が上る。しかし、今朝のこの緩みはなんだろう。相変わらず睡眠時間はおかしいけれど、一昨日からDVDで自力整体で身体をゆるめているのも関係するんだろうか?
睡眠の周期は振り子のように、その人自身の時を刻む働きに関係するのかもしれないな、とふと思ってみたりした。
明日は平日休みなので、友だちと秋川渓谷にドライブ。少し離れると行きにくくなるかもしれないので今のうちに遊びます。運転に備えてしっかり寝ないと!
【今日の買物】フェイジョア100円
蜂の巣をめぐるあれこれと [自然]
これは、Eさんがもらったスズメバチの巣です。材料にする木によって巣の色が違うって教えてもらった!と上機嫌で持ち帰って行きました。これでおしまいかと思ったんですが、しばらく経って探究心溢れる彼女は言いました。「蜂の巣ってどこかにないかしら?子どもが欲しいって言い出して…」
こんな話の途中で言い出しました。「私の子どもったら蟻を踏まないか心配で心配で下を見ないと歩けなくなってるの。」深刻なんだかよくわからない別のお友だちHさんの話の途中です。どうフォローしたらいいのかわからない故だったんでしょうか?蜂は蟻の仲間だから思いついたんだそうです。
蟻は置いておいて蜂の巣といえば、別の友だちKさんから庭のアロエに巣ができてしまってどうしようという情報を得たばかり(笑)私はEさんに鼻を膨らませて「じゃあ友だちに聞いてみるよ。」と言って揚々とKさんにメールしてみました。
その後、夜の仕事の帰り道…
Kさんから「捨てようと思っていたところよ。薬でベタベタなんだけどよかったらもらってね。」と返信が。早く処分したいらしい。そりゃそうだよね。明日、Eさんに取りに行ってもらうってことでいい? 明日旅行だわ…。旅行から帰るまでうちに置くのはちょっとなぁ、とKさんがいうので、押しかけましたよ。夜の10時半(笑)当然長話をしてからEさんちにメール。11時過ぎに「今から行くから。」
うちに戻るより直行した方が早いとか、うちに持ち帰って手元に置いておくがイヤとか、夜の涼しいうちに移動したいやら、の思わくも確かにありましたけど。早い方が喜ぶかな?と思って…はい、言い訳です(笑)。こんな夜中に。。。そしたら、当のお子さんも「蜂の巣もらえるの?楽しみだなぁ!」とわくわくしながら眠りについたとの話。いつも気を使ってくれるんです。運んだ甲斐がありました。しかも、Kさんからの「ごめんね、死んだ蜂まで付いてて気持ち悪いかも。」との伝言を伝えたところ「え?うちの子、今日、蜂の標本の観察出来なくて残念がってたところ」とタイムリーなことも仰る。お子さんの反応が楽しみねーとまたまた、長話をして長い一日を終えました。
かたや片付けたい、かたや欲しいという方同士のマッチングを叶え、上機嫌で眠りにつきました。よかったよかった。
そして、翌朝Eさんからメールが。
うちの子…
固まってた。
朝にはこーんな立派な標本に仕立ててあったのですが…リアル過ぎたようです。爆。
[製作工程]食器洗い用洗剤スプレーで薬剤を流す→ニススプレー→蜂を貼り付ける→ニススプレー→針金で固定→シリカゲル→ビンに入れる。
…こんな友だちがいて、楽しい
こちらは標本前(Kさん提供)??ハチ…
お口直しに…この画像。Eさんはビー玉を加熱クラックさせてこんなアクセサリーにもしてくれる、おしゃれさんです、とも付け加えておきましょう。(ブログアップは本人承認済みです。)
我が家の写真もアップしておきます。
紫陽花に潜むカエル
秋に剪定したら、株が大きくなって花が小さくなった紫陽花
(今年の画像は上、下の画像は昨年の株)
部屋の中… おしかけカエル君
Coldplay live 2014 [music]
1stパラシューツ国内盤を一押しとする身としては、ここ最近の過剰なものをなんとかして欲しいなぁ、という心の声が聞こえたかのようなシンプルな新譜『Ghost stories』が出て、偏愛を注いでいたところでの来日LIVE情報。行くしかないでしょう。
一夜限りのLIVEは東京ドームシティホール。東京ドームという広い箱の横なのは普段がこのクラスのLIVEだからかのよう。チケットの倍率は単純計算では収容人数が1/10だから10倍?いやいや一夜限りなのでもっとでしょう。小規模での一体感と、曲のよさを最大限に活かせる音響の限界を考えた上でのチョイスとはいえファン泣かせ。前回マイロの巨大ツアーは日本はスルーだったからこその待ち焦がれが焦げ付きそうなくらいだったわけでしたが、この度ラッキーに預かった次第です
そしてこのラッキーがむやみなところで真面目な私には緊張に繋がってしまい(笑)…短い予習期間に気ばかり焦って当日を迎えたのですがしっかり楽しめました。よかった(*_*)
さぁ、当日。生中継j-waveの録音はradika(覚書:作者のサイトからDLしないと面倒くさいことになります)でセット完了。メガシャキを飲みつつ参戦です!並んでも5人くらいの物販で内省美の可愛い黒Tシャツとバッチとタオルを購入して会場へ。
動画でおなじみの白銀の星が下がっていてドリーミーなセット!星は間近に見ると折り紙を畳んだ手作り感のあるクラフトでステージがコンパクトであることを演出するみたい。会場は蒸し暑く熱中症寸前。体力的にも始まりが待ち遠しいです。
そして19:10メンバー登場。きゃー!会えました!嬉しいけどモッシュが激しくなって潰れされる…。はぁ、はぁ。無謀にも正面少し右。近いです。彼らが眩しいです。衣装もステージ同様、原点回帰?初心に立ち戻ったかのような黒いTシャツとジーンズ。さっぱりした髪型のクリスの顔もくっきりはっきり見えます。こう見るとクリスってほんとに大きいのね。
始まりました!まず新譜のトップ
1.Always In My Head 予想通り!
ゆったりとしたテンポで高めのベースがキラキラと星の瞬きを表しているような曲。導入に相応しく美しい。歌詞にある「君は選ばれしもの」は会場にいるラッキーを示しているのかしら。ありがとうー。クリス・マーティンがこんな近くで歌ってるなんて信じられませんT_T。
2.Charlie Brown 電子音が響くマイロ
3.Paradise マイロ
4.Magic 新譜から。ファルセットとメロディのアップダウンが心地よいのだけども囲んでいる男子君のがなり声に消されてうむむ。
5.Clocks ピアノが鳴り響く。うわ!前日の2003liveの予習でもピアノを演奏する時の腰が気になっていたところ。当然目はクリスの動きに釘付けです。
6.God Put A Smile Upon Your Face 神様はあなたに笑顔を与えたんだからね!と頭にきてる人に捧ぐ歌。
7.Green Eyes 2ndからが三曲続いて締めがこれ?これがきたか?!ふふーふふー。ぐーんと地味…。酒場のおじさんがフォークギター片手にご機嫌な時に歌うようなダークホースな選曲にファンとして試されている感じに。
8.Ink そして待ってました。新譜一押し。ささやくようなバリトンで私をノックダウンして下さい…と願ったのですがお隣で楽しまれてる方の声で聴こえず避難(*_*)
電子音ときらめくギターとデストーションをきかせたエレキギターの融合がほんとにいい。
9.True Love 新譜のしっとりLOVEソング。途中でウィル用の太鼓と鐘のパーカッションセットが運ばれてきました(笑)つぎはビバね。「レッツゴー」ゴー
10.Viva la Vida グラミー受賞のお馴染みアンセム。おおおおーおおー。当然合唱。ウィルの声もステキ。確かここらへんでお腹をチラ見せするクリス。ふふっ。
11.Every Teardrops Is a Waterfall 映画『宇宙兄弟』でも使われたマイロのアンセム。フワーとした電子音に続き、シンギングオールとMC。この曲は多国籍色が癖になるのよねぇ!と思っていたら、そこにファン(ツルオカさん)から日の丸の旗が投げられてくるまるクリス。国籍を乗り越えました。包んであげましょうとも。あー日の丸にメッセージを書かせてもらえばよかった。英語でなんて書こうかしらと二の足を踏んでしまい^^;それと「marrying me」の書き込みが強烈で、先に書かれてしまったというか…先ずはお友達からですか?ん?ほんとに?などとくだらないことを差込みながら聴いてしまいました…。くぅ。
アップテンポなドラムで締めるラスト。その後単音シの音の電子音が刻まれ新譜に。内省の方向に収縮させていくつなぎも見事(*_*)
12.Midnight 刻んでいる音の複雑さに聞きいりながらそれを奏でるリアクテーブルが大写しになっているので注目!鳥が中央に配置されて美しい。このリアクテーブルは2009ビョーク最短LIVEの目玉でも。テーブルに物を置くだけの近未来的な楽器。ボーカルもbonを彷彿させるエフェクトをかけて幻想を誘っている。右側でガイが奏でるベース音も下側から広がる虹色のレーザーに触れるだけという近未来的な楽器でかっこいい。終盤、クリスがレーザーを触って複雑な電子音を刻む*のですが、それをアナログで重厚なドラムが締めていく妙にうっとり。そして収束した虹色のレーザーを手に収めての締め。素晴らしい!アトムスフォーピースがCDでの内省的な電子音をLIVEで音を増やして肉感的に解き放っていることにふおーとなったのだけれども、それに似たLIVEならではの興奮。エレグラのLIVEでは味わえなかったこの感じ(狙いのフライングロータスは寝てましたけど…(*_*))の正体はたぶんにアナログ音が差込まれていることが大きいんだろうなぁ。このLIVEのおかげで新譜のランキングの変動です。
感動冷めやらぬままメンバーがはけてアンコール。
1. Oceans 1stの睡眠導入色の強いお気に入りの曲。ソナー音と異質なアコースティックギターの融合。嬉しい!スローテンポに身を委ねる。高くなってはスーっと雨のようにしっとり抑えるメロディ。
You've got to find yourself alone in this world 自分で自分を見つけ出すしかない、この世の中は…
と意味深な歌詞にのって多用しているこのメロディがまさに1st国内盤。たまりません。
揺らぎを持つ重厚な電子音で余韻に浸ると、クラフトで出来た星に単色の光が灯っているので見とれているとサンキューサンキュー、略
エブリバディジャンプ!とクリスが盛り上げるとアンセム!
2.A Sky Full Of Stars
こんな美しい曲なのに、両手を目一杯広げて、無邪気な子どもみたいに小刻みにジャンプしながらクルクルと回りながら踊るクリス。目を細めて見つめてしまいました。自分も周囲のジャンピングに合わせてジャンプというかモッシュなので自動的な上下です(笑)シンガロング!
Cause in a sky cause in a sky full of stars /I think I saw you /I think I saw you 1.1234!
ラスト単色、白い紙の星々が会場前方にファーと撒かれて、夢心地。
Cause you're a sky cause you're a sky full of stars
Such a heavenly view
視覚が単色だからこそ彩りを持つようにきらめくギター音。いいわぁ。
ごくごく自然にラストソングとMCでつないで響き渡る声援。ラストに向かう高揚と感嘆。
3.Fix You 3rdのアンセムです。心に寄り添う歌で一体感に包まれます。
Light will guide you home /And ignite your bones /And will try to fix you
「ありがとうサンキューソーマッチー」クリスから飛び散る浴びたいくらいの汗に渾身のLIVEだったことが伝わります。お決まりの四人仲良し肩を組んでのお辞儀。人柄も伝わります。こちらこそありがとう!
そして、ラストに4thのVIVAのように導入と同じメロディを配置して、循環と無限を示しながらの終焉。
客電。終わってしまいました!脱力…。熱気でヘロヘロ。でも、この汗は岩盤浴後のような爽やかな汗。
プレイ中は蒸し暑いことも忘れていました。紙の星々、夢の名残を拾い集めていると足元に二千円が。どなたか?と声をかけると申告が(笑)ものを落とすのは得意なのに今度は拾う側になって喜んだのはつかの間、果たして買ったばかりのバッチを二個とも落としていました…。がーん。…海外通販で買いましょう。。。それから数人で星を撒きながらの撮影会とお話(^O^)。 愛を共有しました!楽しかった!もうね、クリスの人柄に感化されているからかしら。l love 皆さん好い人なんですよね
行けてよかった!
coldplay @tokyo dome city hall 2014/6/12 コールドプレイスペシャルクラブショウ
[☆]予習内容
予習と意識しないまでも新譜は聴きこんだわけですが…
新譜との触れ合いは先ず『Midnight』公開当初は「いや、地味だな」と。昨夏に公開された映画用のアトラスみたいなのでいいのに。SFの広大宇宙からインナースペースに…。比較されるBon iverに比べるとちょっと半端という印象でスルー。PVもスルー。まだこの時は。。。
そして次の『Magic』の音源で、待ってました!という感じ。I don't ,no I don't ,no I don't ,no I don't というリフレインに、すがりつきながらも謙虚な求愛を感じてしまいました。ジェームズブレイクにもこれでやられてますからね。新譜への期待値大に!(PVは最近観てホヘッ?てなりましたけど…)
そして新譜購入。で、キャッチャーで止めどないくらいの賛美歌『A Sky Full Of Stars』にクラクラ。『Yellow』に匹敵するくらいの賛美歌。『Yellow』は私にはColdplay =YellowなのでLIVEではこれを聴かないことには困るくらいの意識でしたが今LIVEでは残念ながらやらず仕舞い。『A Stars』に賛美歌の座を譲ったのか?なんて憶測(笑)他国ではやってましたが残念。とにかく特徴的な広がるメロディにファルセットの多用と賛美の歌詞に高揚は間違いなし。しかも覚えやすいときたもんで、常にオーディエンスを取り残さない姿勢も感じたりのアンセムソング。
ところが、聴き込むうちによくなってきたのが『Ink』。なんですか?この歌い始めの囁くような低音。見事にノックダウン。で、進行して音が豊かになるにつれ、声質やニュアンスがいちいち変わって聴こえてくるものだから困惑するくらい好きに。
という間もなく今度は『Oceans』のナイーブさによろめいてみたり。
次から次へとナンバーワンソングが変わっていってまだ発見があるかも、と思えてしまう希少なアルバムなのです。
静養の為の夜に永続的に輝く星々が瞬きどんな心のあり様も見守る小宇宙。しかも、アートワークの可愛さときたら!期間限定無料配信されていたビジュアルアルバムの線の細さの醸し出す内省的で根源的な童話のような世界も求愛の要素は少ないもののアルバムを適切に彩っていていいんです。
それから『A Stearsー』のLIVE動画で臨場感を味わい、彼らの全アルバム、国内盤を買い足したりして聞き直し、どこの公演のセットリストにもない曲にも寄り道小道(笑)。『Twisted Logic』http://t.co/qTGNgyYnY7 だけmuseやradioheadのネットリさをまとってるのにクリスの声が爽やかでこそばゆいだの、大好きな『Shiver』http://youtu.be/u8XFFTWwSvY はジェフバックリーの匂いだとかcoldplayは再構築アーティストでもあることを再認識したり、『グラスウォーター』などを聴いて自分のはみ出しEP好きを再認識してニタニタしたり、前日はMTV放映の『2003live』を観て『Clocks』でピアノを弾くときの多動というより他がない腰に目がくぎづけになって、と予習はこんな感じ。予習、復習含めて楽しめました!
シブイロカヤキリ(訂正)とチャミノガ、そしてダルマガエル [自然]
触覚を上下させながら鳴き続けているんですねぇ。よくも長々鳴けますねぇ、羽根を動かすわけだから息継ぎをしてるわけじゃないのはわかるんですけど、まるで何かの機械音のようでこれで求愛なのか、虫のハートのツボはよくわからないわけですが、とにかく求愛の成功を祈りますわ。
翌朝はチャミノガ大量発生中の詳細報告の希望をうけましてですねぇ(笑)録画してみました。蓑虫と言えば絶滅の危機らしいんですが、住まうところさえあればいいんでしょうね。ここに居ますよぅ。動いてますよ。蓑虫なのに。
まるで、ヤドカリですよー。
指で落とそうと画策してもですねぇ、糸を使うんですよ。上腕のみで移動していて全身を使って移動しているわけじゃないので、工夫しているんですかねぇ。たいしたもんです。
もう、見慣れたんですけど、こんなに活発に移動する蓑虫は今年初めてみた時はどっきりびっくりで、正直呆然ともしましたよ。当たり前だけど世の中知らないことがいっぱいあるわけでこんな身近でも発見できたりするんですねぇ。とまぁ、管理されてるだけが豊かじゃないんだわーなぁんて思いつつ、今朝は今朝でですねぇ、布団で寝ていたら蚊が居るんですよ。こりゃ睡蓮鉢の水のせいか?さっそく水をはらわなきゃ、なんて眠い目をこすりながら、やおら起き出してばちゃーんと睡蓮鉢を傾けたらですね、居たんですよ。お尻と脚を見ましたよ。ヤツです、ダルマガエル君です。ここで、過ごしていたんかーい。可愛いヤツですよ。今朝の画像はないので、去年のを貼り付けてしまいましょう。
動画も貼っちゃえ。
自然があるっていいもんですねぇ。