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風が強く吹いている 三浦しおん [本]


風が強く吹いている

正月にテレビの前でごろごろさせんじゃないわよっとばかりに
箱根駅伝を快く思っていなかった私に<箱根駅伝、絶対見るっ>と言わせてしまう影響力がありました。

万引きして逃げる走りっぷりがいいから・・・と箱根駅伝出場をもちかれられた走(かける)
そして、ボロアパートの住人9名(2名以外陸上経験無し!!!)が箱根を走りきるまでのドラマ。
こんなことあるんかいっと思えるくらいの快進撃プラス、メンバーが個性派ぞろいで全く飽きない。

<頂点>とは? <速く>ではなく<強く>の意味がわかってくる過程が気持ちいい。

ニコチャンの不幸は、競技選手としてではなくても走り続けていい、走ることが好きならば、それを楽しんでいいのだと示してくれる指導者がいなかったことだ。

終わらない。終わりようがない。寛政大の箱根駅伝も、ジョージの後悔と喜びも。届かなかったと感じるかぎりは、無限に「次」があるのだ。

キングは小心であるがゆえに、プライドが高い。傷つけられることを恐れて、人と親しく交われない。
そんな臆病な本性をだれかに知られることすら許せないから、表面上はひとづきあいのいい明るい人間を装う。

などなど・・・選手ひとりひとりの走りとともに内面が掘り下げられ、走りがより深いものとして語られていきます。

ところで・・・何故か欲張って「一瞬の風になれ」を並行させて読んだので、頭がごちゃごちゃに。
主人公が 走、連と一文字。憧れの女の子が出てくる。種目も駅伝とリレー。
ちゃんと一冊ずつ読むことをオススメします。


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