おいべつさまと神棚 [家庭内外行事]
松の内に
今年は巳年
長いものに巻かれるのもありかもですが、長尺の視点を持ち続けたいものです。
お正月は実家で神棚に手を合わせて来ました。
右側には神様。注連飾りの白さと蛇の象徴とも言われる縄の捻れが凛とした威厳を持って、結界であることを主張しています。灯明は灯油のランプ。何年ものでしょうか。
母によると鏡餅は農協で作ってもらったもの。市販品より遥かに大きくお得だったそうですが、丸々し過ぎてみかんが乗りません。
左手には大黒様。おいべつ様(恵比寿様)。
福の神様たち。福とは何ぞや。他国の期待に応える為の繁盛ばかりではなく、確かな幸せをお願いしておきました。
そうそう、恵比寿様は維新後、神道を基調とした国学によって軽んじられてしまったのだとか。神社では神体の名目から外されたり。維新後のそれって小栗旬※が、あ、違った、吉田松陰などが日本の統一の為に教育として推し進めたんだっけ。社会学者の小室直樹さんが日本教講義で話してたことね。三つ前の日記の話。
右端には魚の頭、左端には魚の尻尾を箸に刺して供えます。頭と尻尾を離すのは大物だという証です(笑)
大晦日の晩は鰤に酒粕をかけたのを食べていました。海のない長野で出世魚を食べるという[ハレ]の日の幸せを、神様に報告しながら噛み締めたのですね。写真は鮭だけど。
達磨も縁起棚で強烈な存在感を放っています。赤と白と黒。あるアフリカ民族ではこの配色で世界の全ての精神と物質が語られるとか?強烈なはずです。
そして、大きさは貯金の額で決まります。
神と人の俗と混然としながらの秩序。一貫した日本人の宗教観。
自然が主だった恐怖という文化圏だからこそ八百万の神は人の生活に密着していて、神の世界はすぐ裏手にあるのですよね。
それでも収まらない不安は奉るか、叩くか、見なかったことにするか、俗化して内包するか。芸術として昇華するか。不安との向き合い方はこのところの課題だな。
丁度いい不安との距離感の取り方を神仏は教えてくれやしまいかな。
他力本願だけど、まずは願おう。
ラストはこれ。農協でくれる貯金箱です。
これは神棚には飾りませんけど。
私達の俗化するチカラもとめどない(*^^*)
今年は巳年
長いものに巻かれるのもありかもですが、長尺の視点を持ち続けたいものです。
お正月は実家で神棚に手を合わせて来ました。
右側には神様。注連飾りの白さと蛇の象徴とも言われる縄の捻れが凛とした威厳を持って、結界であることを主張しています。灯明は灯油のランプ。何年ものでしょうか。
母によると鏡餅は農協で作ってもらったもの。市販品より遥かに大きくお得だったそうですが、丸々し過ぎてみかんが乗りません。
左手には大黒様。おいべつ様(恵比寿様)。
福の神様たち。福とは何ぞや。他国の期待に応える為の繁盛ばかりではなく、確かな幸せをお願いしておきました。
そうそう、恵比寿様は維新後、神道を基調とした国学によって軽んじられてしまったのだとか。神社では神体の名目から外されたり。維新後のそれって小栗旬※が、あ、違った、吉田松陰などが日本の統一の為に教育として推し進めたんだっけ。社会学者の小室直樹さんが日本教講義で話してたことね。三つ前の日記の話。
右端には魚の頭、左端には魚の尻尾を箸に刺して供えます。頭と尻尾を離すのは大物だという証です(笑)
大晦日の晩は鰤に酒粕をかけたのを食べていました。海のない長野で出世魚を食べるという[ハレ]の日の幸せを、神様に報告しながら噛み締めたのですね。写真は鮭だけど。
達磨も縁起棚で強烈な存在感を放っています。赤と白と黒。あるアフリカ民族ではこの配色で世界の全ての精神と物質が語られるとか?強烈なはずです。
そして、大きさは貯金の額で決まります。
神と人の俗と混然としながらの秩序。一貫した日本人の宗教観。
自然が主だった恐怖という文化圏だからこそ八百万の神は人の生活に密着していて、神の世界はすぐ裏手にあるのですよね。
それでも収まらない不安は奉るか、叩くか、見なかったことにするか、俗化して内包するか。芸術として昇華するか。不安との向き合い方はこのところの課題だな。
丁度いい不安との距離感の取り方を神仏は教えてくれやしまいかな。
他力本願だけど、まずは願おう。
ラストはこれ。農協でくれる貯金箱です。
これは神棚には飾りませんけど。
私達の俗化するチカラもとめどない(*^^*)
2013-01-07 01:42
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コメント(8)
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ヘビだけに、脱皮して、人として成長したいです。
by りあむ (2013-01-07 22:19)
りあむさん(*^^*)
同感です。私は生きることにこなれたい。
寝て起きてみましたが、今朝も脱皮できていませんでした。
その上、布団もかぶりたい~_~;
by あゆこ (2013-01-08 07:58)
人間も昔は脱皮して若返ったのだとか。でもある女性が時脱皮したら
子供が母と認識できなくなって仕方がなく元の皮を被り、以来人は蛇
の様に脱皮しなくなったと。トッピンパラリノプ(東南アジアの民話)
子供の驚きと恐怖を思うと余りにも恐ろしい話ではあります。
話はそれましたが、蛭子様はヒルコ様ではないのか。そうならば、
イザナギ・イザナミの子だし、日本の子では?と、ふってみます。
by 春分 (2013-01-09 20:56)
春分さん(^O^)/面白い!
そうでしたか!日々皮膚の新陳代謝が行われていますが、昔は脱皮で若返れたのですね。羨ましい。生物の先生に聞いてみよう(冗談です)民話も面白いですね!心理面での何かの象徴としての話だと考えるとーーーお母さんが女になる?子供と若返りを巡って遺伝子の選択の時代の記憶?あーまとまらない。またにします(笑)
ふられてみました。2人目のマリア信仰みたいなものかしら。関係してるけど亜流扱い。ちょっと違うかな。恵比寿様の由来は所説多過ぎて摩訶不思議。国学でヒルコと定義するには収まらない含みがあったのかしら。
個人的にですが、ヒルコといえばガンダム作画の安彦良和さんの『ナムジ』というマンガのヒルコの印象強くて恵比寿様に繋がらない(笑)どんな話か忘れましたが~_~;
by あゆこ (2013-01-10 00:35)
安彦マンガだとアリオン世代で。ナムジは知らない。見ねば。
ヒルコはまずやはり「妖怪ハンターのヒルコ」を思い出しますが、
実写映画もあったのだな。それもまた怪しいB級ホラーが。見ないが。
by 春分 (2013-01-10 07:12)
春分さん(*^^*)
アリオンはご存知でしたか(^O^)。ナムジはあそこまでスペクタクルになってなかったような。ストーリーも曖昧なので印象で。
「妖怪ハンターのヒルコ」名前しか知らなくてゲゲゲの鬼太郎みたいな設定かしら。ヒルコって名前もヒーローっぽくないしそれだけで怪しい印象。怖いものみたさが湧いてきました^_^;
by あゆこ (2013-01-12 12:28)
寒中お見舞い申し上げます。
↓記事から読ませて頂きましたが、遡ってのコメはご迷惑かなと
niceだけにさせて頂きます。
でも豆乳の生クリームってあるのですね。自然食店かな。
それに、ギョッとする形態ですが鮭の顔を賢そうとおっしゃる
感覚は私と似ていて「やった」とほくそ笑んでいます(^^)v
宗教観の所はコメントすると私だけ浮きそうなのでやめます(笑)
家に神棚のある生活が普通だったあゆこさんならではの個性を
(語彙が少なくて適当な言葉が出ませんが)感じます。
ただ神とは元・人間が神格化したものだと思うのでお参りしても
身近に感じることが出来ます。八百万の神は違うのかも。。。
今年は神社に行ったらいけないらしいですが、でも行きたいです。
by ミモザ (2013-01-16 07:17)
ミモザさん^o^
寒中お見舞い申し上げます。
少しは落ち着かれたご様子で安心しました。コメ嬉しいです。
豆乳の生クリームは近所の大きめのスーパーにありました!牛乳の生クリームより安いです。
ギョッとする鮭の顔(笑)
感覚が似ている?!光栄です!
私も「やった」^_−☆
NHKのダイオウイカの映像は観ましたか?賢そうなんて上から目線じゃ追いつかないくらい、達観してる顔でした!
家に神棚のある生活〜今の住処に神棚が無くても当たり前感じますし、神社にもそんなに行かないのですが、実家に神棚があったことで信仰心が何処かで息づいているのかな、と気がつかされました。
そうですよね。神様はお参りでも十分身近に感じられると思います!50日迄は控えるんでしたっけ?神社によっては大丈夫な処もあるかも…。
by あゆこ (2013-01-18 21:06)