ハチミツドロップス 草野たき [本]
学校では ドロップアウトしているくせに、部活の甘いところだけ味わっている部活はハチミツドロップスと呼ばれている。
そしてハチミツドロップスは解散に。
なくなって、いかにその場所に救ってもらっていたかを知る面々。
その場所は「カズ」「高橋」「・・・」彼女達の「○○」らしさを保つのに、最適な居場所だった。
主人公は壊れそうな家族を、明るい「カズ」らしさのスイッチを「強」にして必死に守っている。
「高橋」は全てをクールにあしらってみせる。
彼氏の喪失の時でさえも・・・。
そして、ハチミツドロップスが無くなった今、
『らしさ』にすがることの意味を考え、
『らしさ』に絡められて、苦しむ自分にも気がつく。
フラれた男に彼女をみせつけられて、平気なはずないじゃん。
そして・・・・・・やっと泣けたね。
『らしさ』にとらわれず、感情を開放することを少しずつ覚え、強さにして、
ハチミツドロップスを卒業していく彼女たちはとても清々しい。
2007-09-14 22:05
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