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見えない誰かと 瀬尾まいこ [本]


見えない誰かと

聴覚障害のAさん 身振り手振りなのかわからない。けれど、簡単なことは簡単に伝わるのだ。
通訳の人がいないのに、話ができていたことに驚いた。

言葉を使いまくっている私の何倍も、Aさんは寛大に言葉を受け入れている。細かい言葉尻でぎゃあぎゃあ言っているのがばからしくなる。
「言葉なんていらない。」なんてことをよくいうけれど、それがどういうものか、Aさんと接していてなんとなくわかった気がする。伝えたい気持ち、受け入れる気持ち。
そんなものの前では、言葉なんてただの後付でしかない。


生徒とのコミュニケーションで・・・気まずかったかな・・・つまらなかっただろうな・・・そんな思いでいた後なのに、
生徒達は、話ができてよかった。 よかった。と感想を伝えてくれた。
完璧でなくていいや。思いが伝わればとりあえず”よし”としよう。
そう前向きにさせてくれたエッセイでした。


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