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神話を後押しする現実主義 [雑感]

自然災害に溢れる日本。自衛隊を海外に派遣して大丈夫なのだろうか?
絶対数を増やせばよいのか?

復興とオリンピックじゃないけど。名誉がなく利益がないことはやらない、という方向だということがわかりやすい。戦時中、焼夷弾やらガソリンが落とされても自分達で消せなどという[防空法]と称した命令があったけど、今後自然災害もその道筋にしかねないと、政府動向をみて思う。

米国にとって日本の憲法を軍事で書き換えて民主主義に持ち込んだことは唯一の成功体験。その正義の成功体験を繰り返したいが為に、唯一の成功例の国を軍事国の道筋に持ち込んで行く矛盾。民主主義の名を借りて帝国主義に推し進むことが自国で実証されるのに、まだその正義に乗ろうという帝国主義的思考がバカバカしい。

鎌仲ひとみ監督
「原爆投下は正当だった、おかげで最小限の犠牲で済んだ、との見方がアメリカ国内では根強い。原爆を正当化する心理と、戦死した日本兵を英霊と呼ぶ心理はどこか通じたものがあるように思われる。」
日本官僚「共和党政権だったら靖国に参拝しても干渉しないのに。」二つのアメリカのうち、ジャパンハンドラーである共和党の側、今は神話の側に霞ヶ関はあるようだ。
米国のいいなりで敗戦国だということを如実に突きつけられているのに、それによって日本政府内部では終戦で留まり、旧日本軍の正当性が保たれ、神話に埋没できる構造は実に巧妙。暴力をまとう神話の魔法はすごい。 ただ一つはっきりしていることは、どの国も誰かが利益追求をしていく以上、誰かが負荷を負わねばならず、その負荷から目をそらさせ、国家の名目の保つ為には軍事が必要だということ。正義という名目は後からついてくる。 長いものに巻かれることを大人とみなす国民性。それを現実主義とみて、思考停止するか、考え抜くか。
戦後、考えないことをテキストとして推奨、誘導されたからと従わなくていいと思う。 日本軍は、エネルギー補給をする後方支援船を叩かれたのが致命傷になった。敵国の後方支援軍を叩かなかったのは、そんなことをしても昇進せずに恩給が出なかったから。恩給という誘導で結果的に墓穴を掘っていきやしないか。 プラトンではないが、洞窟の中の名誉や賞賛を現実のアイデンティティーや食いぶちとして、現実主義に走ることは、またもや敗戦へのリフレインにしか思えない。 帝国主義は分割して統治するので極論を配して分裂を促し、生活保守をけなしながら、正義という名目はのこのことついてくる。 愚かなものは帝国主義的な分割手法にしかけられた極論に真っ先にのるものだ。右に傾いたら左にふれるバランスと分割は同じだとは思えない。意見の対立を悪いものととらえる国民性。分割に持ち込まない知恵も試される。 もう一度、考える。現実やら、長いものに巻かれることを大人とみなす国民性。弱者を見殺しにしているから共同体の目的をないがしろにして現実主義になる。食いぶちと組織の存続を目的化し、現実主義を言い訳にした思考停止は、弱者を見殺しにする神話を後押しする。その現実主義をどう考えるのかは、ひとりひとり次第なんだろう。

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